2016年4月14日木曜日

HOKAのインソールを上手に利用する方法。 

最近こんなご質問をランナーの方から受けます。


「HOKAのシューズはどれくらい走ったら替えればいいですか?」
「アウトソールはどれくらいもちますか?」

どちらのご質問も、正直明確な回答がありません。

なぜなら、シューズは履いているランナーの走り癖や走る路面(環境)、によって多少なりとも左右されるからです。

もちろん距離だけみれば、他のシューズよりも平均的に長く履けると思います。


そこで、そんなご質問にお答えすべく、長く愛用できる方法のヒントを1つお教えします。



まず、「下の写真にある二つのシューズのアウトソールの違いがお分かりになりますか?」

さて、「それぞれロードを約何キロ走ったシューズでしょう。。。。」

ちなみに2足とも同じ型のシューズです。





正解は。。。。。。

「右のシューズが約200キロ、左のシューズが約1100キロ走ったシューズのアウトソールです!」

右の約200キロ走ったシューズは、まだアウトソールの凹み具合が非常に少なく、走り癖も目立っていません。
左の約1100キロ走ったシューズは、走った方の走り癖が明らかに出ています。
走り癖は路面へ着地する箇所が一番強いところに現れやすく、特にこのランナーは踵の外側に体重が強くかかっていることに気づきます。アウトソールは削れミッドソールの白い部分が剥き出しになっていますね。

さて、「アウトソールがこうなってしまったら本当にもう履けないのか。。。。」

実はここからがHOKAシューズの本領発揮です。
ミッドソールの素材は柔らかくHOKAの場合厚みがあるので、それを活かしてまだ走れます。


そこでこのランナーの場合思いついたのが、インソールを自作で加工し削れてしまったアウトソールの凹みの段差を少しでも解消して、再度踵の落ち込みを均等に保ち走り癖を補うという考えです。


例えば踵の外側に体重がかかる場合、こんな風にインソールを使ってみます。
通常HOKAのシューズに初めから入っているのが4mmのインソールです。




踵の落ち込みが大きい方に、市販されているニューハレテープを外側から重ねて貼ります。
削れたアウトソールの凹みを足裏でダイレクトに感じないか、何枚か貼った段階で一旦インソールをシューズに入れ、足に段差の違和感がないか確かめてみます。ここでのポイントはこの後2mmのインソールを貼り合わせるので、その事を頭に入れて落ち込みの捨て寸を考えます。


続いて次の写真です。




付属の2mmインソール(予めご購入時に入っているモデルと入っていないモデルがあります)
を踵と部分だけ切り取り末端に合わせます。そして最後にニューハレテープで4mmと2mmのインソールを貼り付けます。これで計算上6mmのインソール+テープの貼った分だけの厚みを加えた自分だけのインソールの完成です。2mmのインソールをテープで最終的に固定する前に、何度か未完成のインソールをシューズに入れてみて、1回目に説明したテープの枚数の微調整で踵の落ち込みの違和感をなくすのがここでのポイントです。




アウトソールが削れてミッドソールが剥き出しになっても、インソールの工夫次第ではまだ走れる可能性があります。



もちろんレース等の時には、余りシューズにダメージがないモノを履かれるのをお勧めしますが、
例えばちょっとした練習やLSD、疲労抜きで走るといった時用や街履き用としても、こんな形で愛着あるシューズを、もう少しだけ長持ちさせて履いてみるという手も、一つありかもしれません。


ちなみにミッドソールに落雷のような亀裂(クラック)が見えたり素材の色が褪せていたら、紫外線の吸収や土などに含まれる微生物により浸食して劣化が進んでいる証拠です。その時はシューズの寿命が近いづているといえます。


只今アウトレットフロアでは、今回ご紹介した2mmインソールをHOKAシューズご購入のお客様に数量限定でプレゼントしています。

この機会に是非ご利用ください。


サンウエスト アウトレット フロア











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