2014年3月28日金曜日

HOKA ONEONE グローバルアスリート原良和選手・Tarawera100Kインタビュー

HOKA ONEONEが原選手をサポート開始して初めて参戦するTarawera100k
※写真はTarawera100Kの会場にて、奥様とのツーショット。


当初は、奥様である朋子さんと2人での参加を計画していましたが、原さんご自身はベストコンディションではないために参戦せずに奥様のサポートに。奥様も世界の強豪を相手に12位と大健闘!(Kaikua Trail着用)Sunwestとしても今後のレースサポートの参考として非常多くのものを得てきました。


以下、原さんへのインタビュー。

SUNWEST(以下 S)Taraweraを選んだ理由は?
原選手(以下、H):第1UTWTの一つであることです。1月に香港でもレースがありましたが、フルマラソンへの参加が決まっていたため出場は不可能でした。ニュージーランドへは、直行便でも11時間かかり距離は遠いのですが、日本からの時差が34時間程度のため、短い休暇でも参加できると考えました。実際にはオーストラリア経由でしたので、家を出て現地のホテルに着くまで17時間程度要しました。35日は慌ただしかったです。
レースの距離が100kmということで短すぎず、長すぎずということで、完走しても4月のUTMFになんとか疲労を残さずに済むでしょう。

S:出場中止の決心の過程は?
H:32日のびわ湖マラソンでは15㎞関門に53分かかりアウトだったのですが、その2ヶ月前から左股関節に痛みがありました。何とかびわ湖は出場しましたが、左右のバランスが今ひとつで、スピード練習も出来ていないためキロ330秒を切るスピードについて行けませんでした。レース後に痛みが再燃し、Taraweraに赤信号がともりました。自転車での練習、筋トレは行っていましたが、やはり走れません。2、3週間単位で治療、リハビリに専念するべきと考えました。このあたりは個人の感覚でしかないのですが、これまでの20年以上走ってきた経験から、無理するとさらに1、2ヶ月棒に振ることになったでしょう。
単独での参加であったなら、フライトや宿もキャンセルして渡航していなかったかもしれません。幸い、妻は子育てと仕事に追われながらもまずまず走っていましたので、サポートを頑張ろうと切り替えました。自分としてはペーサーとして途中から走ることも視野に入れリハビリをしていました。Taraweraには世界から強豪が参加するわけです、彼らの走りをしっかり観察しようと思い現地入りしています。結局はペーサーをすることも断念しましたが。

S 次につながる収穫は?
H:同じUTWTのレースでもUTMFUTMBとは全く違いました。参加者が増えたとはいえ1000人規模の大会ですので、さほどピリピリした雰囲気が無く、よく言えばアットホームな、悪く言えば、緩い大会でした。 来年もスケジュールが合えば参加したいです。実際のコース、エイドの状況、気候も経験出来たのは大きいですね。

S:気になった他の選手とHOKAサポート選手について。
H:やはりアメリカのSageWardianですね。2012UTMFの時、記者会見で横に並んだShonaさんにも注目していました。今回の69kmという距離ではやはりSageが強かったですね。横綱相撲を見せつけられました。本来の100kmという距離、私が万全であっても競り合うのは厳しいかもしれません。100マイルなら勝負になるでしょうか。

※エイドステーションを一瞬で通過するWardian選手。

※大会後にSage選手と言葉を交わした原選手。


S:HOKAサポート選手としてスタートした心理や重圧は?
H:正直言って、期待と不安が半々ですね。かといって練習環境や生活環境がかわるわけではないので、家事や子育てもしながら頑張りたいと思います。


サンウエスト 田中

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